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『UNRAVEL(アンラベル)』ぷちレビュー

UNRAVEL

北欧の野山を駆け巡り

「unravel」とは「(もつれた糸などを)解く・ほぐす」という意味を持ちます。その言葉をタイトル名とするゲーム「UNRAVEL」は名前の通り、糸を扱り様々な障害物を乗り越え進む思考系アクションアドベンチャーです。
おばあさんの毛糸玉から生まれたヤーニーは自分の一部であるを投げて、登ったり下ったりロープアクションで横へ飛び移ったり、トランポリン状態で高所へジャンプしたり、時には転がっているオブジェクトを持ってきて足場にしたりと、よくある類のゲームですが、糸の使い道のイマジネーション豊かさは感心させられます。
また糸の長さは有限だけに、シーンによっては張り方をきちんと考えないとあと一歩届かない!なんて事もあるのが面白いですね。

謎解きもさほど難しくなく行き詰っても状況をよく見ればなんとかなる程度で、1ステージ30分前後という長さも遊びやすい。物理エンジンで動いている特性上、物を動かして進むような場面もある程度適当でもどうにかなっちゃうアバウトさもまた良し。
穏やかな見た目に反して意外に「死んで覚える」タイプのゲームですが、悲惨さはありませんしリスタートも迅速。
美しい自然風景の中をストレスのない適度な難しさと心地よいアクションを楽しめる良作なのでした。

「UNRAVEL」を作ったのはスウェーデンの開発会社。ゲームの舞台となるのもスウェーデン北部でまさにその土地を散策しているような感じを味わえる観光ゲーとしての側面も持ち合わせています。もちろんまったく日本の野山と異なるという訳ではありませんが、草花に詳しい人がプレイすればいろんな発見があるかもしれませんね。BGMもまた北欧の民族音楽だそうで雰囲気もバッチシ。
同時に日本からすればイメージの良いスウェーデンでも環境問題等いろいろあるんだなと知らされ、綺麗な部分だけを見せられるショーケースになっていないのも好印象でした。

不満を感じるような点はあまりありませんが、奥行きの概念が無いのでちょっとした小枝や柱なども奥を通り抜けるといったことが出来ないのがやや気になりました。これがファミコンのような如何にも2Dのグラフィックなら気にならないでしょうが、なまじ綺麗なだけにそこに違和感を感じてしまいます。

この「UNRAVEL」とはこじんまりとした良作ですが、それ以上でも以下でもない刺激に薄いゲームだったという印象です。オンライン専売の小規模タイトルといえば「風ノ旅ビト」が代表的ですが、そこには辿り着いていません。ゲームの基礎部分は良かったので、もう一歩二歩突き抜けた部分が欲しかったですね。

 

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