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『FARCRY4(ファークライ4)』レビュー

FARCRY4(ファークライ4)

※今回のレビューはややネタバレ気味ですのでご注意下さい。

出来は良くなったけどパワーダウンした続編のパターン

野山を駆け巡り敵兵や野生動物と戦う内容とFPS&オープンワールドの融合が魅力である「FARCRY」シリーズの新作「FARCRY4(ファークライ4)」です。
今回の舞台はヒマラヤに位置する架空国家キラット。チベットやネパールとかその辺りですね。そのキラットの独裁者パガン・ミンが倒すべき首領であります。
「FARCRY3」ではパッケージにあったモヒカン野郎がナイス基地外でとても印象的でしたが、今回はパガン・ミンがそのポジション。ですが、前作ほどの狂気は出せていなかったかなぁと思います。出番少ないですしね。彼以外のキャラクターもそこそこかと。

パガン・ミンに限らず、キャラもストーリーも「3」のほうが上でした。ゲーム自体の面白さは相変わらず良く出来てて素晴らしいのですが、そこが弱いのが残念でしたね。

反乱軍(主人公側)には男女2人のリーダーがいてどちらかを最終的に選ぶのですが、どっちにしても大差なし。バッドやトゥルーエンドもありますがイマイチすっきりせず。
なお、セーブ・ロードはオートで行われるので、選択肢前にセーブしてクリア後に違うルートを辿るということは出来ません。それなりに長いゲームなので2周はしんどいですんで他のラストが見れないってのも残念箇所ですね。(私は動画サイトで他エンド見ましたが)

♪盗んだゾウで走り出す 行き先を踏み潰しながら

前述のとおり、ゲーム自体はとても面白いです。

運転しづらかったのも改善されてますし、フックを使っての山登りにジャイロコプターと移動面も快適になりました。機能面は「3」をさらにブラッシュアップしてきています。
そして何よりゾウに乗れるってのが今回の目玉!
突進して敵兵や車輌を薙ぎ倒し鼻を振り回しての大暴れ爽快ッ!
ただこれもあまり野良ゾウがあまりいないので乗る機会も少なめ。基本的に低地に生息してるので山の上のほうが主戦場となる後半では見かけることもめっきり減りますし。イベントで絡む時もありますが、もっと多く乗りたかったですね。

FPSとしての戦いようはあまり変わりませんが、新アイテムの「餌」が面白い。手榴弾のように敵付近に生肉を投げると肉食獣が寄ってきて戦ってくれるというもの。肉一個で敵が次々食い倒されるのを安全地帯から眺めるのは一興ですよぉ、フヒヒヒw

知人が行って見せてもらったチベットの風景写真そのものでした

キラットはヒマラヤ付近だけにチベット仏教が根付いています(その知識はないので正しく描いているかは分かりませんが)。架空の国ではありますが土地に則した文化があちこちに見られるので観光ゲー要素の強さも魅力。馴染みのない地域ですからなおさらです。
タンカとかマニ車とか初めて知るものも多々あり勉強になりますね。

「FARCRY」は異文化に紛れ込んだ英雄的アメリカ人を描いたゲームですが(ちなみに発売はフランスの会社で製作はカナダのスタジオ)、知らない世界への憧れというものを強く感じます。風景や建築物という表層的なものでなく宗教や精神的な違い。麻薬を以ってさらに接近しようとするのは70年代のヒッピーカルチャーそのものでしょう。

仮想世界で触れ得ない遠方の文化に接することが出来るというのは、とてもお手軽でありながら興味深いコンピュータゲームならではの経験です。

とは言え、文化よりもその地の異性と接したいのが正直なところ。
前作あった◯◯◯シーンが今回全く無いのが最大の不満ッ…!
それを期待して女リーダーに肩入れしていた俺の純真を返せッッッ!!(怒)


>> 『Far Cry 3(ファークライ3)』レビュー

コメント:チベットが舞台だったなら敵は赤い旗の国でしょうね


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