『Far Cry 3(ファークライ3)』レビュー
2014.02.09 Sunday
にげだせ どうぶつの島
「Far Cry 3」のレビューをお届けします。おおよそ1年前(2013年3月日本語版発売)のタイトルですがとても評判が良いのでプレイしてみましたら本当に面白いゲームでしたので紹介いたします。
東南アジアに浮かぶ緑豊かな島「ルークアイランド」。
そこに遊びに来たセレブボンクラ息子らが海賊に捕まっちゃってさぁ大変!
なんとか逃げおおせた主人公ジェイソンは様々な出会いを経て一人前の戦士へと成長し、ルークアイランドの戦火に身を投じるのであった。というプロローグ。
「Far Cry 3」を平たく言えばFPSスタイルのオープンワールドゲーム。
海賊の壊滅を目指すのが大きな目的で、無線塔を開放すればマップが広がり(同じUBIソフトの「Assassin's Creed」の塔登りと同一システム)、敵基地を攻撃して全滅させてこちらの物に奪取などの要素も。
オープンワールドの定番としてドライブミッションや収集要素、メッタ殺しなどサブミッションもお約束。
中でも敵基地攻撃が特に面白かったですね。
スナイパーライフルが使えるようになれば遠隔でパスパスと一人一人殺って行くのが楽ですし、檻の中の猛獣を放って襲わせるのも楽しい。望遠カメラでその様を見てるとニヤニヤしちゃいますわw でも基地解放後に仲間が入ってきますが、その時に猛獣が生きていたら仲間がどんどん餌になっていくというw
きゃー!ざんこくー!
もちろん中に侵入してステルスキルして回るのもカッコイイでしょうし、C4爆弾仕掛けまくってボム!ってのもオサレです。
島には野生動物もウジャウジャいます。ブタやヒツジからトラ・クマ・コモドドラゴンといった猛獣、海はサメだらけという肉食獣多めの異様な生態圏。
上述の基地を狙撃してる最中にガオー!と動物に襲われることもしばしばで気が抜けません。
動物の皮をはいで収納袋を作るサバイバルさも素敵ですが、自分が使う分以上は生産できないので必要以上の殺生はあまり意味が無いのがちょっと残念。袋を作って売れれば良かったんですけどね(皮は売れます)。
島の大半はジャングルに覆われていますが、ジャングル繋がりなのか80年代に多く作られた戦争映画のオマージュがいろいろ見受けられます。
爆薬矢というのは「ランボー」でしょうし、終盤のヘリ戦でかかるBGM「ワルキューレの騎行」は「地獄の黙示録」そのもので、観たことある人ならテンションマックス必至ですぞ!
文字通り「黒塗り」状態のエロシーン
難易度はまぁまぁのレベル。序盤は体力が少ないのですぐ殺されますが後半だいぶ楽になります。でも重装兵や猛獣は最後まで手強いので侮れません。不満点もあまり無いです。よく出来たゲームでした。
ただ、FPS視点だけに運転シーンが非常に見づらいのが難点。普通のドライブゲームや「GTA」のようなTPS視点に慣れてるとかなり厳しい。
特にジャングルと山地ばかりのマップですから、うっかり崖に転落なんてこともアリガチ。
日本語版の規制は公式サイトにあるとおり「性的なシーン、傷口の断面を修正」なのであまり気にならない程度かもしれません……が、健全な男子とあらば俄然気になるのが「性的なシーン」でありますわな!
でもこれはプレイすれば何処なのかはすぐ分かるのでクリア後に動画サイトで見るのがが良いでしょう。
プレイする人にひとことアドバイスさせてもらえば「クリア後に」ってのが重要ですよ〜。
「Far Cry 3」は過去作も全然知らなかったので「3」発売も全く意識していませんでしたが、予想以上の良作で満足しております。今後要チェックですね。
スピンオフタイトル「Far Cry 3 Blood Dragon」も面白いらしいので続けてプレイし、レビュー2連チャンと参りますよ!
- ゲーム話
- 17:56
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最近ファークライ3海外版始めました。
慣れてくると面白いですね。ジャストコーズ2が広く浅くだとしたら、これは狭く深くな感じで楽しいです。
それより何より管理人さんの「逃げ出せどうぶつの森」という標題が笑いました。本当だなって。