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『機装猟兵ガンハウンドEX』レビュー

機装猟兵ガンハウンドEX

ユウリが飲むヴェルトニアのコーヒーは苦い

ロボットとゲームとは相性良いようで案外そうでもなかったりします。
実際ガンダムやエヴァンゲリオン等の原作ものではなくオリジナルタイトルでビッグヒットと言えるものは案外少ないものですが、「電脳戦機バーチャロン」「アーマード・コア」等コアなファンに支えられた人気シリーズは少なからず存在します。
ことスーファミ時代の代表的な作品となれば「重装機兵ヴァルケン」「重装機兵レイノス」、開発元が同じの「フロントミッション ガンハザード」の3作が挙げられるでしょう(て言うかこれらしか無い)。

そんな16bit期ロボゲーを現代の蘇らせたのがこの
『機装猟兵ガンハウンドEX』なのです。

プレイ感覚は全くもって昔の作品。
やや難易度高めの設定で操作に難儀し、ボス戦はまず死んでパターンを覚えて攻略するのが基本というストロングスタイル(というか大体のボスは初見じゃ無理)。
しかしその難易度も慣れればどうということはありません。周回プレイが前提の作りなので攻略法を抑えればそんなにハードというほどでも無いでしょう。

歩行やジャンプなど自機の挙動はやや重めですが、4m程度のサイズのロボットなのでその重々しさが「らしさ」の演出となっているのです。
とは言え、ローラーダッシュが使えますので移動が苦になることはありません。

ローラーダッシュアームパンチ、隊長機の赤肩にはブレードアンテナというお約束むせる!
自機のカラーリング変更でに設定したのにどう見てもピンクなのも三倍早い人の機体みたいで良いですなw

ボスも多関節メカ移動要塞ガウォーク形飛行機とやたら80-90年代チックなのが泣かせてくれます。

そして細かいドット絵で描かれたメカや人間たちの動きが「ガンハウンドEX」の良さでもあります。まさにポリゴン期直前のドットグラフィックが頂点に差し掛かった時代を彷彿させられます。
破壊工作部隊の作業や収容所の襲撃シーンなど生身の人間による細かい演技が素晴らしいですねぇ。

ハウンド小隊も巨大な不発弾。自爆、誘爆、御用心。

プレイする上で重要なのがスコア。(スコアの概念がある時点で昔っぽい)
トータルスコアで武器がアンロックされていくのでコンティニューして進めていくのはあまり得策ではありません(コンティニューするとスコアがゼロになるので場合によってはゲームオーバーで終わらせた方が良い)。
ですので、コンティニュー連続でストーリーを追うより、アーケードゲームの感覚で毎回1面目から始めるぐらいの感じがオススメでしょう。
慣れれば小1時間でクリアできる程度のものですしね。

と、さらっと言いましたが、プレイ時間は非常に短め。
ステージは全部で5面+1しかありません。
しかし通常版 3,129円(税込)という新作なのにベスト盤並の価格ということを考えれば妥当なボリュームと言えましょう。
しかしやっぱりもう2-3面欲しかった!あと数千円高くてもいいから量を増やして欲しかった!
ロボットとドット絵に対する愛をひしひし感じられる良作であるだけに、もっと遊ばせて欲しかった!

据置機で大手パブリッシャーがついてるようなタイトルならばDLCという事もあったかもしれませんけどねぇ。

お前も、お前も、お前も!俺のために死ね!

短いこと以外にあまり大きな不満がありませんが、会話のノリがやや軽いのがちょっとイマイチでした。
女主人公というのもどうかなぁと。
オペレータは女子以外は絶対認めませんがw
ラスボスも何だこいつって感じでしたし。


自機の挙動に関してですが、ブースターユニットを付けての飛行移動無重力状態がクセモノ過ぎたのも大変でしたね。
無重力状態はストーリーの展開上しょうがないかと納得出来ますが、飛行はもうちょっとどうにかならんもんかと思わずにいられません。

で、それらについて学ぶチュートリアルがめちゃくちゃムズい!
全ステージ上一番難易度高いんじゃないかと思うんですが、必至にそれをマスターしても本編じゃそのスキルを全く駆使しなくてもクリアできてしまうというw



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