『地獄だい好き Hell Yeah!』ぷちレビュー
2012.11.10 Saturday
今回の「地獄だい好き Hell Yeah!」は昔ながらの2D迷宮探索型アクションゲームです。
ストーリーは入浴中のハズかしい写真を撮られた地獄の王子アッシュ(ウサギガイコツ)がそれを見た101人の地獄の住人を倒して回るというモノ。
回転ノコギリ「コロスホイール」に乗り込み、マシンガンやバズーカを武器に地獄を巡るのです。
特徴的なのはその残虐性。
と言ってもアメリカンカートゥーン調でポップなグラフィックで描かれていますので、血に肉片に体液にと飛び散りまくりですがエゲつなさは非常に低く「Happy Tree Friends」で笑える方なら余裕でしょう(ここまで酷くはありませんがw)。
程よく手応えのある難易度がイイですね。
やられちゃっても直ぐさま復活地点からリスタート。3人やられたらゲームオーバーというものではないので死ぬ事はあまり気にせずガンガン進めます。
地獄の王子なので死さえも超越してるのでしょう。
火山や海底、カジノにメルヘンと様々なステージがありますが、明確な「ステージクリア!」的なものは無いので止め時が見つかりません。
小ボスを倒した時、QTEというか「メイド イン ワリオ」のような簡単なミニゲームが入ります。成功するとトドメのモーションが出て、それも30パターン近くもあるので見るのだけでも楽しいですね。恐竜に食べさせたり、トラックで轢いたり、衛星レーザーを撃ったり等など。
この手の2Dアクションは「メトロイド」や「悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲」のように昔からあるものですのでかなり懐かしい感覚でしたが、演出も「ソニック」を彷彿させる場面があったり死に様が「ロックマン」のティウンティウンだったりと色んなオマージュが散りばめられているのも楽しいトコロ。
要素の1つとして倒した小ボスを強制労働所で働かせ、ゴールドやアイテムを生産させるというのがありますが、面白いアイデアながらもその恩恵が分かりづらかったのが惜しかったですね。
なお強制労働所の管理人が言うには、みんな働くのが大好きでここに来れてとても喜んでいるそうですよw
プレイ時間は10時間程でダウンロードコンテンツとしてはこんなもんでしょうか。
難点は操作感覚にややクセがあるのと武器が豊富な割に似たような物があるのはただ煩雑なだけでしたが、それぐらいであまり大きなマイナスポイントは感じませんでした。
「地獄だい好き Hell Yeah!」は「Castle Crushers」のようなオールドスクールゲームが好きならオススメです。
翻訳もかなりの超訳で笑える場面も多々ありましたね。
ローカライズ部門のブログで紹介されてたものですが、ブタ貯金箱の小ボスの元セリフでは、
「I’m naked too! It’s great to feel the breeze on your bare skin, eh? Still, I’m saving money to buy clothes. There’s a nice shop over there.」
直訳:「お互い裸モンどうし、そよ風が気持ちいいねえ。ま、あっしはちゃんと貯金して服を買うつもりなんだけどね。そこにあるイカしたショップでさあ」
というのを
「セガの新ハードが出るときのために貯金してるんでゲスよ。ま、あっしの貯金を使えば貧乏な裸王子よりカッコイイ服だって買えるでゲス」
といった具合w
悲しい貯金しやがってw…(涙)
- 洋ゲー レビュー
- 16:36
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