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『タクティクスオウガ -運命の輪-』レビュー

タクティクスオウガ -運命の輪-



蘇る不朽の名作



RPGでは「ドラゴンクエスト」に「ファイナルファンタジー」、STGだと「ゼビウス」「グラディウス」、パズルで「テトリス」など各ジャンルにそれぞれ後の方向性に多大な影響を与えた名作というものがありますが、SRPGのジャンルでは「タクティクスオウガ」の名前が挙がるのは確実でしょう。

オリジナル版(SFC版)「タクティクスオウガ」「伝説のオウガバトル」の続編として1995年に登場し、類を見ないほど濃厚なシナリオと圧倒的な完成度の高さを誇るシステムで多くのプレイヤーを虜にした名作中の名作といえるタイトルでした。
ファミ通の人気ランキングでもプレステ・サターンの時代になっても長らくランクインし続けたほど愛された作品でもあります。


そして15年の刻を越え、2011年にオリジナルスタッフ再集結というまさかの奇跡をもって「タクティクスオウガ -運命の輪-」がリメイクとして登場するのでありました。


ちなみに私はオリジナル版は未プレイでサターン版をプレイしたものの挫折したクチで、いつかはリベンジしたいと思っていましたが、このような形で復活を遂げてくれてとても喜ばしく思います。



くたばりやがれッ! DIOOOOOOッ!



民族紛争・大国の干渉・宗教というディープな題材から織り成されるシナリオは今見ても全く古臭さを感じさせません。むしろ「再構築」されることによって、より重厚により濃密に語られるのです。
大義の前に自身の「正義」に大きな選択を迫られる主人公、出自に翻弄され愛を求めて彷徨うヒロイン(?)、主人公の行動の対になる変遷をたどるライバル、義に死し敵に未来を託す士官などなど登場人物が誰もかも魅力的なのも「タクティクスオウガ」の良さであります。

クォータービューのマップや戦闘システムなどで多くのフォロワーを生み出しましたが、このレベルのシナリオはなかなかお目にかかることが出来ません。作り手側には表層的な部分ではなくこういうところこそを学んで欲しいんですけどねェ。

ただ、ラスボスがあの人だってところにやや取ってつけたような違和感を感じましたが、松野泰己氏と宮部みゆき氏の対談を読み「なるほどな」と納得です。

ちなみに松野氏が手がけた次作「ファイナルファンタジー タクティクス」は「貴族と平民」という争点から始まっているものの、途中より星座の怪物を倒す話にシフトしてしまい、私としてはそのブレっぷりが非常に残念でした。
システムは良かったんですが…。



数多のゲームの礎となった作品だけに戦闘は面白いです。
今時のSRPGなどに比べれば演出が地味かもしれませんが、基本的にエフェクトやカットインやらでバリバリの派手さをウリにするようなタイプのゲームではないので現状が丁度いいかと思います。
何でもかんでも濃い味付けにすればイイってもんじゃありませんので。



「運命の輪」の追加要素としてC.H.A.R.I.O.TW.O.R.L.Dというシステムがあります。
C.H.A.R.I.O.Tは戦闘ターンを巻き戻す機能で最大50手までさかのぼることが出来るのです。将棋とかの「待った」ですね。自軍キャラが殺られた時や救出イベントなどで非常に重宝します。
ただちょっと使い手が良すぎたので、何かしらの制限があった方が良かったかもしれません。
もう1つのW.O.R.L.Dはクリア後の特典ですが、自軍の状態を維持したまま辿ってきたイベントのキーポイントまで戻れるという機能です。マルチストーリーで様々な分岐点やキャラ参入イベントがあるゲームなので、これもとても嬉しい要素でした。



間違ってもケータイに行くような展開だけは辞めてください…



ただ、変更点の1つである成長システムに難アリです。
キャラが生長するタイプのゲームってのは普通キャラ別にレベルが設定されていてそれぞれが育っていくものですが、この「運命の輪」職業別に成長するシステムです(スキルや熟練度はキャラ別の成長ですが)。
つまり新人でもすでにパーティ内で育っている職業者なら即戦力となりますが、新職ならレベル1からで文字通り1から育てなければなりません。

出てきた時はめっちゃ強かったのに、仲間になるとお荷物状態。

たとえばガンナーという銃を使える奴が仲間になる時も、イベントバトルではバリバリ銃を撃ちまくっていたのに、いざメンバーに加わるとレベル制限で銃を使えず弩から始めなければならないという理不尽さ。
サギだ!金返せ!と言いたくなりますよね。(払ってませんがw)

しかしキャラによってはキッチリ育て上げれば滅茶苦茶強くなったりしますので、計画性と忍耐力を持ってあたることが大切です。



あと、Playstation Storeで追加イベントを無料配布してるってのは素晴らしいと思いますが、それをクリアするためには100階以上あるダンジョンを踏破しなければならない、ってのは流石にハードルが高すぎるんじゃないかと…。
オウガファンならクリアして当然って事なのかもしれませんが。



骨太な物語と秀逸なシステムで多くのプレイヤーを魅了してきた「タクティクスオウガ」。なにかガッチリとやり応えのあるゲームを!と求められる方には是非とも手にしていただきたい逸品であります。


あと願わくばこれを機に、宙に浮いたままになっているオウガバトルサーガを再始動してもらいたいですね。
「タクティクスオウガ」は全8章あるサーガの第7章って位置づけで、結局正伝3作と外伝しか出ていない状況ですから。


大体最初っから大風呂敷を広げて壮大なシリーズの超大作!っていうモノは大概頓挫します。「スターウォーズ」も最初は全9章って言ってましたしね(派生モノはかなり出てますが)。


某S社の制作費70億のアレとかねェ。


コメント
おっと、シェン○ムーの悪口はそこまでだ
(別に悪口じゃないと思いますが、なんとなくw)

仕様を見て唯一気になっていた成長システムがやはり問題でしたか…。
いっそのこと、全職業でレベル共有でも面白かったかもですねぇ。

和ゲーってシナリオ重視な傾向があると思いますが
最近はここまで重厚でシリアスなストーリーにお目にかかれず残念です。
おっと、最近ソーシャルゲーム化したシ○ェンムーの悪口はそこまでだ
(すいません、ノリたかっただけなのw)

TOおつかれさまでした。私はSFCの時にオウガやってみたのですが、どうもSRPGが得意ではないらしいんですよね…
冗談抜きにドラゴンフォース1・2とフェーダしかクリアしたことないです!w
  • ミカサ
  • 2011/02/05 9:00 AM
●いっしんさん
いやいや、○ェンムーについては言わせてもらいますよ!
スペハリ、バーチャを生み出した鈴木部長渾身の作って話でしたから期待満々でしたし、あまりの大風呂敷っぷりに内心無理だろうと思いつつ「でも最後まで付き合うぜ!」と意気込んでいたのに、今の体たらくですからねェ…。
ファンだけにツラいんす…。

成長システムは問題ってレベルじゃないですけどね。
ちょっと気になるって程度です。
そんな些細なことを吹き飛ばすほどのシナリオなのでこれは大いにオススメできますよ。

●ミカサさん
いやいや、シェンム○については…(以下同文)

実際オリジナル版のほうが難易度高いと思いますよ。
CHARIOTで相当楽になってますし。

私もやったSRPGといえばメガドラのシャイニングフォースぐらいのもんですよ。
ファイヤーエンブレムやディスガイアは未プレイです。
  • 管理人
  • 2011/02/06 11:29 PM
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