『ヴァンキッシュ』レビュー
2010.11.19 Friday
あばよ涙 よろしく勇気
男子のみんなーッ!
つよくてカッコいいパワードスーツは好きかーい!?
そうッ!アイアンマンとか宇宙刑事みたいなヤツ。
シャキンシャキーン!とハイテクアーマーを装着し、
ガーッ!と滑って、
ババーッ!と弾丸を撃ちまくり、
ドガーン!と敵をやっつける!
爽快痛快阿藤快!
「ヴァンキッシュ」はそんなハイスピードハイテンションTPSなのですッ!
詳しくは体験版をプレイしてみてください。
あのハイテンションバトルが5-6時間続くゲームですので、楽しいッ!と思われた方なら買って間違いはないでしょう。
以上、「ヴァンキッシュ」のレビューでした〜♪
巨大な敵を撃てよ撃てよ撃てよ
…と、これでは簡単すぎるので、もう少し詳細に述べます。
(かなり的を射てるかと思いますがw)
数あるTPS/FPSの中で「ヴァンキッシュ」が優れている点はスピード感なのは間違いないでしょう。
最新鋭バトルスーツARSの能力「スライディング」でザザーッ!と高速移動するのが気持ちイイッ!これに馴れちゃうと他のモッサモッサ走るTPSはかったるくてやってられなくなりそうです。
そして「スローモーション」。もうこれは最近のアクションゲームでは定番なので目新しさはゼロですが、前述のスピードとの合間に発動するスローモーションが物凄い緩急を生み出し、ゲームプレイの良いアクセントとなっています。
発動させやすいのもGood!ですね。
敵の99%はロボット兵。人型ザコからゴリラからクリスタルボーイとバラエティ豊かな面々がホットなバトルにさらなる彩りを添えてくれます。
巨大ボスとの闘いもド派手でアドレナリン出まくりですよ〜。
スペースコロニー内の超巨大砲塔要塞って何を攻撃するんだ?って気もしますがw、デカボスとの戦いってのはカタルシスありますので、アクションゲームには必須項目ですね。
ちなみにガンダムのオマージュがアチコチに散見されたのも、ガノタ的にニヤリでした。
円筒形コロニーなんてそのまんまですし(ファーストがオリジナルじゃないにせよ)、序盤で赤い速い敵が白い主人公を腹蹴りするところ等々。
出来はイイけど、もう一歩欲しい
これと言った不満点はありません。
日本のディベロッパーらしい実に配慮の行き届いた良いゲームです。
ただ強いて言うならばシナリオがてんでダメってところでしょうかね?
冒頭で「サンフランシスコ、蒸発!」なんて大胆な事をやった割に黒幕の真意が「それかよ!」って突っ込まざるを得ないほどショボイ理由で逆に新鮮でビックリでしたわw
それにスペースコロニーの時代にアメリカvsロシアってのもねェ…。偉いさんもヒラリーとプーチンにしか見えないしw
でもまァ、それはイイでしょう。
この手のゲームのシナリオなんてトンカツの横のキャベツ…もといパセリ程度の価値しかありませんので、そこが弱かろうとOKです!w
ついでに欲を言うならば、折角パワードスーツみたいな美味しいモノ使ってるのに、スライディングとスローモーションぐらいしか大した能力が無いのがちょっと勿体ないかな?と思いました。(そもそもスローモーションなんて「RDR」で生身の人間が使ってる程度のモンですし)
武器は徐々に弾数や威力が上がりますが、主人公の能力を大きく変化させる訳ではないので、まさに「体験版のバトルが5-6時間続くゲーム」で留まってしまっています。
もう一歩突き抜ける何かが欲しかったなァ、と。
例えば物凄いハイジャンプが出来るとか、能力が上がるアイテムがちょこちょこ手にはいるとかあればまた印象変わるでしょうし、あるいはラスボス戦で最初は相手が強すぎて全然歯が立たずに、
サム(主人公)「クッ!全く叶わない…ッ!このままでは…負けてしまう…。」
ラスボス「ククク、ここまでだ。さァ、遊びの時間は終わりとしようではないか。」
オペレータ「サム!これを使って!パワーアップキットよ!」
ガシィィイン!
ラスボス「何ィッ!?」
サム「こ、このパワーは…!?いけるッ!これならば!」
ラスボス「クッ!少々パワーアップしたところで貴様の運命は変わらん!死ねぇぇーい!」
サム「いくぞ!これが最後の戦いだーッッッ!!!」
みたいなベタな展開があれば激燃えでしたでしょうねw
映画「トランスフォーマー・リベンジ」みたいな感じで。
プラチナゲームズ作品の割に珍しく続編出す気満々なラストでしたので、それは次回作に期待しましょう。
ただ、プロデューサーの三上真司氏はプラチナを退社し自分で会社を興しちゃったので、そのあたりはやや不透明ではありますが。
この手のゲームにしては珍しくCo-opプレイがないのは残念ですが、日本から生まれたTPSの新風、今後に期待せざるを得ませんぞッ!
- 和ゲー レビュー
- 00:29
- comments(3)
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あとそもそもVANQUISH作ってる時点で三上さんは別の会社にいてプラチナと個人契約?する形だったとどこかで読んだ気がします
一応ラストでリミッター解除(ブーストゲージ延長&さらに高速化&回復速度大幅アップ)はするんですけどねw
いかんせんリミッター解除までの会話が長くて戦い方によってはその前にラスボス倒してしまうという・・・
そもそも辛い2対1のときに普通に戦って一人倒してからリミッター解除ってのもまったくありがたみがないんですが
チャレンジモードとかやると感じるんですががんがん新しい能力手に入れるより
プレイヤーの技量が上がることでスーツの性能が使いこなせるようになる快感といいますか
アクションゲームとしての純粋な面白さを追及したゲームなのではないかという気がしました。
今主流のFPS/TPSというジャンルでありながらファミコン時代のアクションを思い起こすつくりだったなあと
いやーラスト直前はごついシールドを持った彼が核バズーカでもうってくるんじゃないかとひやひやしましたね