『Gears of War 2(ギアーズ オブ ウォー 2)』レビュー
2008.12.08 Monday
※日本語版未発売
あっはっは、見ろローカストがゴミのようだ!!
恒例の鬱陶しい前口上無しに結論を先に言います。
BUY NOW!
360ユーザー諸君、「Gears of War 2」を持ってないなら今すぐお店へゴー!だ。
(海外版オンリーなので置いてる店はレアでしょうがw)
ハードを持っていないと言うならばこれとセットで買いましょう。
ゲーム好きを自認するならば是が非でもプレイして頂きたい逸品がこれ、
「Gears of War 2」ですッ!
前作は全世界で500万本を売り上げたメガヒットタイトルですが、今度の新作も見事に期待に応えてくれました。(逆に言うとそんなに大きく変わっていないとも言えます)
GoW1ではストーリーなんかぶっちゃけ有って無いようなモンでしたが、今回は相棒ドムの嫁さん捜索をはじめ、後に繋がる設定が明らかになるだとか前作よりもシナリオ部分が強化されています。
ただその分、間延びしているパートが若干増えてるかな?とも感じられますが。
前作にはイカしたゴキゲンな六輪装甲車が登場していましたが、今回は乗れるマシン and more がさらに増えました(乗れると言っても道ばたに落ちているのに自由に乗れる訳ではないですが)。
メタルスラッグのような戦車もありますし、前作登場したアレにも乗れます。
特に最後のヤツなどはまさかコイツに乗れるなんて!状態。備え付けのマシンガンを掃射し連弾ミサイルで木っ端微塵!と今まで辛酸をなめさせられてきた強敵を虫けらを踏みつぶすかのように蹂躙していくのは痛快!このパートは完全にボーナスステージ状態です。
基本武装はあまり変わりませんが、携行出来る重火器がなかなかステキ。迫撃砲やチェーンガンを上手く使えば敵を一掃出来ますし、新フィーチャーである盾がまたイイ。前方方向からの攻撃には無敵ですので盾を構えたままじりじりと歩を進め、4連バーストの小銃で次々と薙ぎ倒してゆくのが上手く決まれば胸が躍ります。
そして忘れちゃァならない暴力表現。
チェーンソーの斬り合いが楽しいのは前作譲りですが、今回はトドメの一撃がアツイ!
敵も味方も瀕死の状態となると地を這って助けを請う状態になりますので、ここに一気に近づいてトドメを刺すのです。前作では頭部をグシャリと踏みつけて殺すだけでしたが、今回はマウントポジションでタコ殴り、盾を突き刺す、ライフルを叩き付ける、とさらに残忍にパワーアップ!!
「Gears of War 2」は基本的な箇所に大きな変化はありませんが、よりダイナミックに!よりドラマチックに!よりクレイジーに!とまさに正統進化な続編となっています。
まさかGoWで涙ぐませられるとは…
不満だったのはラスボス戦ですね。
攻略もクソもなくすぐ倒せますし、新登場の敵幹部キャラも見た目格好いい割に呆気ない死に方で、前作のラスボスほどの風格は無し。
んん〜、勿体ないぜ!
シナリオ的にもアッサリ終わって、「え?ここで終了?」というままエンディングです。後に繋がるネタを色々振っての終了なので次回作「Gears of War 3」への期待値は上がりますが、もうちょっとすっきりした感じで終わりたかったのも確かですね。
こちらは前作からの不満点ですが、「Gears of War」では走る・遮蔽物に貼り付く、ジャンプで避ける等のアクションをAボタン1つで担っています。
キーアサインをインテリジェントにするのは良いとしても、ただ「走る」だけは独立させて欲しかったかと思います。Aボタンを押して走り出すまでに少しの間があるのがどうもまどろっこしい。ここが機敏に動いてくれればもっとスピーディなゲームプレイが出来たかと思います。
まァ些細な事ですね、ハイ。
他にはネット対戦がまるで繋がらなかった事です。
日本語版が出ていないからなのか混雑してるからなのかは不明ですが、新登場のHordeモードの評判が良いだけに是非ネット対戦してみたかったですねェ。
足手まといな新兵さんで終わったでしょうがw
「Gears of War」って何処が良いのかと考えてみれば、グラフィックが美しいだとか息をつかせぬ怒濤の展開が凄いだとかはもちろんあるでしょうが、私は敵・ローカストの出来が良い事かと思います。
適度に賢く適度にバカ。人型ですが人間相手ほどの生々しさは無く、デブい体型は撃ちごたえ感アリ。醜悪なツラ・異形の姿は人間を撃ったような背徳感や罪悪感を感じさせず、ヘッドショットを喰らわせた時のバスンという頭がはぜる効果音もまた爽快。
つまり「射的の的」として最高の存在なのではないかと。
私は洋ゲーマーとしてはFPS(1人称シューティング)やTPS(3人称シューティング)をさほどプレイする方ではありませんが、「Gears of War」の敵は非常に良くできているというのはよく分かります。
COGの戦士たちよ!我が友ギアーズよ!人類の希望を取り戻すのだ!
この素晴らしい「Gears of War 2」ですが、大いに残念な点があります。それは発売1ヶ月後の今現在(2008年12月)に於いて未だに日本語版発売のアナウンスがない事です。
こんなに凄いゲームが多くの日本のユーザーに届かないというのは非常に大きな損失と言わざるを得ませんッ!
出すか出さないかすら言っていないので交渉中かも…?と前向きに捉えることも出来るでしょうが、それにしてもマイクロソフトはなんかしらの声明を出すべきです。仮に発売できるとしてもズルズルと公表が遅れれば遅れるほどしびれを切らしたユーザーが海外版に走るのでチャンスロスしていくのは自明ですので。
何でGoW1は出せてGoW2は出せないんってんだ!?
確かにGoW1よりゴア描写は増しました。文字通り「血の池」になるシーンもあります(必然的シチュエーションなのでそんなにグロいシーンじゃないとは思いますが)。
仮に日本版と海外版の両者を選べれる状況ならば私は躊躇無くゴア要素フルオープンな海外版をチョイスし他人にも勧めます。しかし「Gears of War 2」はより多くの人にプレイして頂きたいタイトルですが、日本語版という選択肢がないのは多くの人にとってマイナスでしょう。
何故表現を日本向けにマイルドにしたバージョンを制作しないのかは不明ですが、これがもしクリエイター側が「ハナクソ程の市場しかない日本のために俺たちの作ったゲームの内容を曲げるのは嫌だ」と言っているのでしたらその志や天晴れと賞賛したいところですけれども、いちユーザーとしては残念です。
逆を言えば日本側のプロデューサーの力量不足とも言えますが。
ぶっちゃけそんな日本語版を待っていても埒があきません。海外版をゲットしましょう!
英語モノを買うという心理的障壁は理解できますが、その壁の先には銃声と怒号と硝煙の渦巻く甘美な世界が広がっているのです。
ニコニコ動画で翻訳もされていますし、攻略wikiにも訳文は載っています(全てではありませんが)。シナリオがわからないと言うことはないでしょう。
最後に海外版購入を迷っている方へ、この演説文を送ります。
COG戦士として共に人類のために闘おうじゃありませんか!
…我々が、季節の移り変わりや、子供達の成長...そして、我々のまだ知らない平和な時代をこの目で見るまで生き続けるには...
我々は今、ローカストと戦わねばならない!
ヤツらのねぐらへ、ヤツらがメシを喰らい繁殖している場所へ、突入するのだ…そして、我々がヤツらを滅ぼすのだ!
この日が、ヤツらに我々の勝利を刻む日となる!
この日が、我々人類の歴史の道を正す日となる!
この日が、我々が種としての存続を確信する日となるのだ!
COGの戦士たちよ!我が友ギアーズよ!人類の希望を取り戻すのだ!
どうも、こういった鼓舞する演説ってもんに弱いですw
【関連】『Gears of War(ギアーズ オブ ウォー)』レビュー
- 洋ゲー レビュー
- 22:46
- comments(14)
- -
- -
- -
- by Pin
Pinさんの言われる通り『海外版(英語表記)』と障害はありますが…これを殺らずしてなにをやるです!!!
英語?関係ありません!!!
取っつきにくさ?問題無!!!
やればわかる!!!殺らねばならぬ!!!まぁ血はでまくるわ、肉片はゴロゴロ、とどうしてもという人もいると思いますが…あぁ、後は基本ガチムチの野郎(ここが日本人受けしないかなw??)か人外ローカストばかりですしなwww(女っ気0!!!昨今では珍し!)
ただ…レビューでも書かれてましたがプレデターみたいな中ボスとラスボスはちとゆーかまま残念^^;
『Gears Of War 3』で色々な面でのさらなる進化を望みますが現状最高峰のゲームであることは間違いなし!!!
最後の演説は興奮させていただきましたwwwごちそうさまですw
G