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【ゲーム親父の回顧録:1】 インベーダーの苦い味 

かつて「ゲーム=」でした。


私がテレビゲームというモノの存在を知ったのは小学校低学年、インベーダーブームの頃。しかし実物を見た訳ではなくメディア報道だったかと思います。ゲームセンター、当時で言うインベーダーハウスに不良が集いいろいろと悪さをして問題となっている事をニュースか何かで知ったのです。
実際に昔のゲームセンターは薄暗くタバコの煙の充満した、お世辞にも健全と言える場所ではありませんでした。全国的な風潮としてインベーダーゲームは不良の遊びとされ、それを堂々と親・教師が教え込み、子供はそういう場所に行ってはいけないと釘を刺していたのです。
現代でも何か事件があるとゲームが槍玉に挙げられますが、当時はその比ではありません。まさに「ゲームは悪いもの」そのものだったのです。



まだ幼い私は素直にゲームは怖いモノだと信じこんでいましたし、そもそもゲームセンターなど無い片田舎に住んでいましたので、コンピュータゲームとはまるで縁のない毎日を平和に送っていました。



そんな中、期せずして2つの変化が起きます。



1つはご存じ「コロコロコミック」の創刊。


当時の一番人気の漫画「ドラえもん」を大プッシュした低学年向けコミック誌です。まずドラえもんありきで、併せて「パーマン」や「オバケのQ太郎」など他の藤子作品が紙面の大半を占め、残りのページに若手の作品が載っているといった雑誌でした。
ちなみに創刊当時はまだ月刊ではなく、価格も300円弱だったと記憶します。

そしてその若手作品の中で内容・作画が頭1つ飛び抜けた漫画がかのゲーム漫画の金字塔「ゲームセンターあらし」でした。

ゲームセンターあらし

当然ドラえもん目当てでコロコロを買っていた私は比較的高学年向けの絵柄だったあらしには最初まるで興味を持ちませんでしたが、繰り返し読んでいく行くうちに「なぜこの主人公は悪い遊びを一生懸命やっているんだろう?」という疑問を持ちます。

まだコロコロがドラえもん依存でホビー路線に入る遙か以前の時代の作品群の中、遊びに命を賭けスタイリッシュにそのジャンルをアピールするという作風の鏑矢となったのが「ゲームセンターあらし」だったのです。

私がそのかつて無いスタイルの漫画、そしてテレビゲームという未知の代物に魅了されるまでさほど時間はかかりませんでした。



そしてもう1つの変化は駄菓子屋に訪れます。


当時の私の行動範囲内には3-4軒の駄菓子屋があり、文字通り駄菓子やお好み焼き、簡単なおもちゃを売っていましたが、そのうち1軒に突如テレビゲームが導入されたのです。

初めて見るテーブル筐体のインベーダーゲーム。
高さ1m程、ガラストップテーブル、漆黒のボディがアウトロー感を存分に振りまきます。
インベーダーと言ってもタイトー純正ではなく、何処が作ったか分からないパチ物インベーダーでしたが、まさか馴染みの店にゲームが来るなどとは青天の霹靂。

その日を境にその店の客層は一変。かつての子供のサロンではなく中高生ぐらいの怖そうなお兄さんの集う店となってしまったのです。


あらしで見たインベーダーが手の届くところまで来た!しかも1回10円!
が、しかし大人達からテレビゲームはやってはいけません!と厳命され、さらに店内は狼の檻の如きで幼い児童がおいそれと入れる雰囲気ではありません。

インベーダーやってみたい!…でも、怖いし怒られるの嫌だし…。

行きたい、でも…、やっぱり行きたい!、…駄目だ、怖い、とぐるぐる逡巡の繰り返し。
数日悩んだ上で小さな勇気を振り絞り友人達とプレイしに行くことを決めました。かつてない新しい時代の遊びが出来るというのは少年達にとってあまりに蠱惑的だったのです。大人に咎められる行為をするという背徳感もまた背中を押す一因でもあったのでしょう。


中学生達がたむろする店内におそるおそる入り、目立たないよう小さくなりながら順番待ち。まさにレベル1で地下迷宮に潜る無謀な冒険者の心境です。

ようやく巡ってきた順番。
10円玉硬貨投入!1プレーヤースタート!
仄暗い店内に幻灯の如く妖しく光る侵略者の群れが眼前に立ち並ぶ!
恐怖と背徳と期待感、あらゆる感情がない交ぜになり

最高潮に達する胸の高まり!!





人生最初のテレビゲームはじつにあっさり終わりました。
100数十点とったぐらいだったかと思います。
テレビゲームという存在自体未知のモノで、まるで勝手が掴めないままでゲームオーバーでした。

終わった後は友人皆ダッシュで店を出て、逃げるかのように家路へ。
良い意味でも悪い意味でも「やっちゃった!」という想い故にです。
いやむしろ悪いことをしたという罪悪感が一番強かったのでしょう。



以後30年続く私のゲームライフの第一歩は、非常に苦い味でした。


【つづく】




【参照】

=> wikipedia スペースインベーダー
=> wikipedia コロコロコミック
=> ゲームセンターあらし公式サイト
=> wikipedia ゲームセンターあらし


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コメント
いや〜よくわかりますわwww

私の場合はすでにファミコンが各家庭にあるような状況で幼少を過ごしましたが突如そこに(駄菓子屋に)格ゲーが導入されたのです!

スト兇鯢頭に世にいう格ゲーブームの始まりです。

いつもの駄菓子屋ライフ(駄菓子、カードダスの為に全財産を注ぎ込んでいたwww)に+台ゲームがかわっていきました。

管理人さんと同じで小さな駄菓子屋には年長や中学生が多く年少であった私たちはビクつきながら駄菓子屋に通ったり、年長がいない比較的早い時間(6時くらいだと中学生ばかりでしたねwww)に通ったものですwww
駄菓子屋は"ワル"のたまり場となったり現場で年少が金を巻き上げられたり(てゆっても数百円とかなり低い金額ですがその時の数百円は現在の数万に匹敵www)と問題になります。それによりゲームはより『悪』となりました
というような状況でしたが私の友は格ゲーがバカみたいに上手く年長からも多大なるリスペクトをえていました。年少だろうが神がかったプレイに素直に『凄い』と思ったのでしょうwww凄いものは凄いとwww

いや〜世代は違いますがまったく似たような状態で読んでいて楽しかったですwww

続きも期待してますwww

  • 2008/09/06 6:23 PM
非常に興味深い話が始まりましたね。大先輩である(w)Pinさんの経歴は聞いてみたいと思ったことが何度あったかw

私も、気付けばファミコンが家にあった世代、外で遊ぶゲームに関しては駄菓子屋や本屋、レンタルショップなどにKOFが置いてあった頃からの覚醒(遅い)なので、このインベーダーからの世界って実際には良く知らないです。興味深い。

これはなんだか新しい機能で付いていた書籍化機能にも使えそうな話ですねw 書籍化なら買いますよwww

次も期待しています。
  • ミカサ
  • 2008/09/07 6:18 PM
洋ゲーレビューのブログのハズなのに、
いきなりジジイの昔話なシリーズが始めちゃいまして、
やや不安でしたが、おおむね好評そうで一安心ですw

●Gさん
今でもあるのかもしれませんが、昔はゲームがある場所には
なぜか悪童が集うモノでした。
幸い私はそんな被害にあったことはありませんが、
逆に何故か怖そうなお兄さんに気に入られたこともw

年下の神プレーヤーをリスペクトするように、
同じゲーム仲間として弟のような感じでみてくれていたのかもしれません。

●ミカサさん
私がゲーマーとして誇れるのは、ほぼ最古の世代であることのキャリアと
それに付随するプレイ数かな、と思います。
今回は完全に「オッサンの昔話」でしたが、このシリーズは
もっと俯瞰的に時代の空気を伝えるように書いていきたいと考えています。



  • 管理人
  • 2008/09/08 2:11 AM
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