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『AZITO(アジト)』レビュー

AZITO -アジト-


怪奇タラバ男

今回紹介しますのは10年以上も昔のゲーム「AZITO」です。
今現在はPS3/PSP向けオンラインゲームストア「PLAYSTATION®Store」にて入手可能となっています。

「AZITO」とは「アジト」の名の通り、プレーヤーが特撮ヒーロー物の悪の組織のボスとなり、秘密基地を管理・運営するゲーム
正義/人間の側ではなくその対峙する「悪」の側をプレイするというコンセプトは最近ではPSPの「勇者のくせになまいきだ。」に引き継がれていています。


真赤な野望! 国家主席の白雪城

ハッキリ言って、出来の良いゲームではありません。

操作性が悪い、
テンポが悪い、
する事が少なすぎる上に同じ事の繰り返し、
ただ敵の攻撃を待つのみで無駄にプレイ長くて飽きる、
個性的すぎる顔グラフィック
等々。

ずばり「クソゲー」と切り捨てられるレベルです。

しかし、秘密基地の管理運営というコンセプトの一点突破のみで「クソゲー」が「愛すべきバカゲー」へニュアンスが変化します。
まさに企画の勝利と言えましょう。


なにより確信犯的なパチモン臭さが最高にステキ!
「スルメイカオトコ」とか「チョウオンナ」とか、かなりソレっぽく且つパチモンテイスト全開なデザインが素晴らしいです。
特アっぽいと思われるでしょうが、むしろ昭和の駄菓子屋的という方が正しいかと思います。
昔の駄菓子屋はウルトラマンや仮面ライダーなど版元がちゃんと管理してる(のか?)グッズが売られていた隣に珍妙なカラーリングのパチモンヒーローが堂々と並べられていたものでした。
辛いもの好きの国の国民的ロボットはどっかで見たことあるような気がするとか、数千年の歴史を持つ国の遊園地はネズミ園上等だとかとネタニュースとしてしばしば取り上げられていますが、日本だって一昔前まではいっぱいそんなのがあったんです。


版権無法地帯

悪の組織を率いるという逆転の発想に昭和チックなパチモン風味。ベタベタで野暮ったいのもまた狙った内でしょう(システムまで野暮ったいのはどうにかして欲しかったですが)。
前述の「勇者のくせになまいきだ。」もガンダムやファミコンなどいろいろなネタが散りばめられており、そういった点でも非常に似ていますが、そちらは元ネタを分かりやすく、言わば「優等生的なオマージュ」ですが、「AZITO」はもっと泥臭い。まさに「バッタモン」という言葉が適してるかと思います。

だがそれがイイ!


続編の「AZITO 2」「AZITO 3」ではバンプレストが加わり、仮面ライダーやゴレンジャーなどの版権ヒーローが正式参戦し、怪人も実際に「クモ男」や「ハチ女」が生産できるようになったため、私的には大きく魅力がダウンしてしまいました(特撮好きな方には良かったのでしょうが)。


このゲームはプレイヤーの立ち位置によってかなり評価が左右されるでしょう。
筆者のように少年期を昭和で過ごした人間にしてみれば郷愁を感じ、特撮ものが好きな人には元ネタを探ったり怪人が幼稚園のバスを襲ったりするイベントにニヤリとしたり、はたまたどちらの要素のない人にしてみれば何が面白いのか分からないクソゲーと評されるかもしれません。

まァ、ネタがネタだけに万人にウケる内容でないのは確かですが。


最近ではWiiウェアで「スターソルジャー」の新作が出たり、「Wizardry」を露骨にパクった「幻霧ノ塔ト剣ノ掟」なんてモノも出たりしていて、明らかに「30代以上」をターゲットに捉えたゲームが発売されています。
そんな時勢ですので、今ならはこの「AZITO」をリメイクしたとすればかなり行けそうに思えますが、どうでしょうか?(勿論、システム周りは全面改修で)



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