『The Punisher(パニッシャー)』レビュー
2006.11.10 Friday
*日本未発売
残虐超人現る
「The Punisher」はスパイダーマンやX-MENで有名なマーブルコミック社のアメコミで、その映画が数年前に公開され、それに合わせてゲーム化。日本ではたいして話題にもならず消えていった映画でしたが、ゲームの方は日本版は発売されていないのにもかかわらずマニアの間でワンダホーな残虐っぷりが注目されて結構有名な存在です。
ちなみにアメコミの「The Punisher」は元々はスパイダーマンの敵キャラでしたが、人気が出たためにスピンオフ作品として再登場となりました。ですので昔のカプコンのゲームはスパイダーマンの敵キャラコスチュームで登場しています。マンガも若年層向けのスパイダーマンのパニッシャーとハードでシリアスなパニッシャーとではかなり絵柄も異なります。
Search & Destroy
ゲーム自体はよくあるTPS(サード・パーソン・シューティング)、あまり隠れないメタルギアだと思って下さい。
このゲームの肝は「敵を捕獲し拷問」。まず、敵をひっつかまえます(この状態で盾に出来ます)。敵さん達は仲間が捕らえられてるのに構わず撃ってきます、非情だw で、この状態から拷問を開始するとドツきまくったり首締めたりして限度を超えない様に苦しめます。上手くいくと何か喋りますが当然英語なので何言ってるのか分かりませんw(殆どがゲームの進行とはあまり関係無い)。でもうっかりゲージを超えちゃうと南無阿弥陀仏。得点が引かれますがたいしたこっちゃぁありませんw
で、特定のポイントでそれを行うとお待ちかね素敵なショウの開幕です。
ピラニアの水槽に顔を押しつけてオラオラ(アッ!ヤッチャッター…)、
回転ノコギリに頭を近づけてオラオラ(アッ!キレチャッター…)、
サイの檻に体を押しつけてオラオラ(アッ!クシザシダー…)などなど。
ついついゲージを超えちゃいたい!という衝動に駆られてしまいます、っていうか口を割ったあとにヤっちゃいますけどねw
最初はウワー!とか言ってましたが、段々と慣れて来るというか笑えてきます。だって頭をフライヤーでジュ〜とか電気ナマズでビリビリとかって、どう考えてもギャグでしょうにw
しかし「God of War」もそうでしたが、敵を倒すのに特定の条件を満たすと更にエグい殺し方が出来るってのは洋ゲーによく見られますねェ。こういったタイトルが年齢制限があるとはいえフツーに売られているアメリカってやっぱ凄いわ。
つまりこのゲームは痛快なアクションの元で残虐性とギャグを楽しむゲームなのです。 でもやっぱりGTAをもらくらく飛び越えちゃう残虐度ゆえに日本版の発売はないでしょうなァ。しかし日本のX-BOXですとアジア版が楽しめますので、興味があれば是非プレイしてみて貰いたい1本です。
- 洋ゲー レビュー
- 15:42
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